私はかつてお酒に強いことを自負しておりどれだけ飲んでも赤くならない体質だと思っていました。しかし30代の半ばを過ぎた頃から飲酒中や飲酒後に腕の裏側や背中にムズムズとした痒みを感じるようになりました。最初は乾燥肌のせいかと思って保湿を徹底していましたが次第に大きな赤い発疹が広がるようになり明らかに特定の飲み物を飲んだ時に症状が出ることが分かってきました。特に醸造酒であるワインや日本酒を飲んだ時に激しい蕁麻疹が出たため私は自分がお酒のアレルギーになったのではないかと疑いました。しかし検査を受けてもアルコール自体への明確なアレルギー反応は出ませんでした。医師から指摘されたのは肝臓の解毒ルートが疲弊しているという事実でした。私の肝臓は表面上は元気に働いているように見えましたが長年の過負荷によってアルコールの代謝過程で生じる中間代謝物を処理する速度が著しく低下していたのです。その結果として血液中に溢れた有害物質が皮膚の受容体を刺激し蕁麻疹を引き起こしていたというわけです。この診断を聞いた時私は自分の体力を過信しすぎていたことに気づかされました。それ以来私は健康管理の優先順位を根本から変えることにしました。具体的にはまずお酒の種類と量を見直しました。肝臓への負担が比較的少ないと言われる蒸留酒をベースにし炭酸水で薄めてゆっくりと飲むように変えました。さらに最も大きな変化は飲酒の頻度を週7日から週3日に減らしたことです。休肝日には肝臓の解毒を助けるためのサプリメントやしじみ汁を積極的に取り入れました。また睡眠時間の確保も徹底しました。肝臓の再生は深い睡眠中に行われるため毎日7時間以上の睡眠を死守するようにしたのです。こうした地道な取り組みを3ヶ月続けた結果私の体質は劇的に変わりました。以前のように少量のお酒で蕁麻疹が出ることはなくなり肌のトーンも明るくなり慢性的な目の充血も消えました。肝臓の数値を正常に保つことがこれほどまでに皮膚や見た目の若々しさに直結するとは驚きでした。蕁麻疹は私にとって忌まわしい症状でしたが今振り返ればそれは私の暴走を止めてくれたストッパーのような存在だったと感じています。もしあの痒みが出なければ私は自分の肝臓がボロボロになるまで飲み続けていたでしょう。自分の体の許容量を知りそれを超えないように管理することは大人の責任であると痛感しています。現在は健康的な肝臓と共に自分のペースでお酒と付き合っており蕁麻疹に怯えることのない平穏な日々を心から楽しんでいます。体の外側のトラブルは内側の異常を知らせる手紙です。その手紙を無視せずに読み解くことで本当の意味での健康を手に入れることができるのだと確信しています。
私の体質を変えたお酒と蕁麻疹と肝臓の健康管理