歩くと胃が痛いという症状が現れた時、その原因によって対処法は異なりますが、まずは応急的に症状を和らげるためにできることや、医療機関を受診するまでの注意点について知っておくと安心です。まず、痛みを感じたら無理に歩き続けず、可能であれば座って安静にしましょう。楽な姿勢をとり、深呼吸をしてリラックスすることで、痛みが和らぐことがあります。衣服が体を締め付けている場合は、ベルトやボタンを緩めるなどして、お腹周りを楽にしましょう。次に、水分補給です。ただし、冷たすぎる飲み物や炭酸飲料、コーヒー、アルコールなどは胃を刺激する可能性があるため避け、常温の水や白湯、経口補水液などを少量ずつゆっくりと飲むのが良いでしょう。空腹時に痛みが出やすい場合は、消化の良いものを少量摂ることで痛みが和らぐこともあります。例えば、おかゆやうどん、パンなどがおすすめです。逆に、脂っこいものや香辛料の多い刺激物、食物繊維の多いものは、胃に負担をかけるため避けるようにしましょう。市販の胃薬を服用することも一つの方法ですが、自己判断での長期連用は避け、あくまで一時的な対処と考えるべきです。胃薬には様々な種類があり、症状や原因によって適切なものが異なります。薬剤師に相談するか、数日服用しても改善しない場合は医療機関を受診しましょう。また、痛みの原因が特定できていない段階では、むやみに患部を温めたり冷やしたりするのは避けた方が無難です。炎症が起きている場合は温めることで悪化する可能性がありますし、筋肉痛などであれば冷やすことが有効な場合もありますが、判断が難しいためです。もし、痛みが非常に強い場合、冷や汗が出る、吐き気や嘔吐がある、血便や黒色便が出た、発熱がある、あるいは症状がどんどん悪化していくような場合は、我慢せずに速やかに医療機関を受診してください。これらは、胃潰瘍からの出血や穿孔、急性膵炎、虫垂炎など、緊急性の高い病気のサインである可能性があります。医療機関を受診する際には、いつから、どのような時に、どの程度の痛みが、どのくらいの時間続くのか、他にどのような症状があるのか、食事との関連はあるか、最近の生活習慣の変化やストレスの有無などを、できるだけ詳しく医師に伝えることが、正確な診断と適切な治療に繋がります。
歩くと胃が痛い時の対処法は?