激しい頭痛に見舞われた朝
朝目が覚めた時に、すごく頭痛が激しくて、朝ごはんも食べられない状態になってしまいました。それまではあまり病院やクリニックに行くこともなかったですが、その時は、かなり頭痛の症状が重く、そのまま寝ることも難しそうだったので、すぐに街のクリニックに足を運びました。近所にあるクリニックに初めて来院することになりましたが、想像していたよりも内装がすごく綺麗であり、小児科も併設しているので、子供が安心できるようなキャラクターなども壁紙に描かれていました。自分が抱いていたクリニックに対するイメージとは違った雰囲気であり、久しぶりの診察でも緊張せずに待つことが出来ました。クリニックの待合で熱を測定すると39.0度近くがあり、診察結果はインフルエンザでした。昔はインフルエンザの診察結果には時間が掛かるイメージを持っていましたが、最近はすぐに結果がわかるようであり、そのままインフルエンザ向けの薬を処方してもらうことが出来ました。
原因不明で逆に心配に
診察後にもらった薬を飲んで一日ゆっくりと休んだことで、熱はすっと下がってくれました。病院に掛かってきちんとした薬を貰うと病気もすぐに治るので、今後はなるべくすぐに病院に行こうと考えました。”誰もがある一定の年齢になれば、体のあちこちにガタが来て、近所のクリニックにお世話になることでしょう。私も、60歳を超えて、健康には少々自信があったものの、ご多分に漏れず、頸椎ヘルニアを発症し、左半身の痛みが酷く、地元の整形外科に通うはめになりました。痛みは、想像以上に酷く、夜も激痛で寝返りも打てずに、まともな睡眠もとれない状態でした。身体を横にしても、痛さで休まることが出来ずに、こんな痛み治るのだろうか、生涯この痛みと連れ添うことになるのかと思うと、目の前が真っ暗になりました。担当医は、首のレントゲンを見ながら病状を解り易く説明してくれました。葬儀会館の手配もままならずコンサルタントがその間もずっと鈍い痛みは続いていました。最後に先生は、「この痛みは必ず取れますから。」とにこやかにおっしゃいましたが、当の本人は、本当かな?と疑問視していました。
医者の指示通りにしている人
指示通り、薬を服用するとともにリハビリが待っていました。首の後ろあたりを電気治療が始まり、加えて顎からものすごい力で牽引するという荒業が加わりました。電気治療はチリチリ、ピクピク肌を刺激し、牽引は首が持ってかれてしまうのでは思うくらいきついものでした。ほぼ毎日これを繰り返していくうちに、徐々にですが、痛みが和らいでいきました。もう普段の生活通りに痛みも取れて、寝不足になることもなくなった日、先生にお礼を伝えると、「ね!言ったとおりでしょ!治る病気ですから。」とにっこり。若い男性の先生でしたが、患者をお客扱いし媚びてみたり、偉そうな態度で接することもなく、寄り添ってくださって、しっかり話を聞いてくれ、担当の看護師さんも気さくに応対してくれるこの町のクリニックは、噂通り、いつも大勢の患者さんで溢れています。良いクリニックの代表みたいでした。