これって突発性発疹?発疹が出たらもう安心
三日三晩続いた子どもの高熱。座薬を使ってもなかなか下がらず、食欲もなく、ただただぐったりと横になる我が子の姿に、親としては生きた心地がしない数日間を過ごします。このままどうなってしまうのだろうかと、不安で胸が張り裂けそうになることもあるでしょう。そんな暗闇のような時間にも、終わりはやってきます。四日目の朝、ふと子どもの体に触れると、あれほど熱かった肌がひんやりと感じられます。熱が、下がった。その瞬間の安堵感は、経験した者にしか分からない格別なものです。しかし、喜びも束の間、今度はお腹や背中を中心に、細かい赤い発疹が広がっていることに気づきます。え、何これ、別の病気?と、新たな不安がよぎるかもしれませんが、これこそが突発性発疹の最大の特徴なのです。小児科医はこの発疹を見て、「はい、突発性発疹でしたね。診断確定です」と告げます。この発疹は、体内でウイルスと戦っていた免疫反応の結果として現れるものであり、病気が治っていく過程のサインなのです。つまり、発疹が出たということは、高熱のピークを乗り越え、快方に向かっている証拠に他なりません。痒みや痛みを伴うことはほとんどなく、数日で跡形もなくきれいに消えていきます。そして何より、この発疹が出ている時期には、他人にうつす感染力はほとんどなくなっています。あれほど心配した高熱と感染の二つの問題が、この発疹の出現と同時に解決へと向かうのです。だからこそ、突発性発疹において、発疹は不安の種ではなく、「もう安心のしるし」と捉えることができます。長いトンネルを抜けたことを告げる、希望の光のようなものなのです。