水いぼができてしまった際、多くの方が悩むのが「薬を使って積極的に治療すべきか、それとも自然に治るのを待つべきか」という点でしょう。水いぼはウイルス性の皮膚疾患であり、基本的には体の免疫機能がウイルスを排除すれば自然に治癒へと向かいます。しかし、その期間は数ヶ月から数年と個人差が大きく、その間に数が増えたり、かゆみが出たり、あるいは掻き壊して二次感染を起こしたりするリスクも伴います。特に集団生活を送る子供の場合、他の子へうつしてしまう可能性も考慮しなければなりません。薬物治療のメリットは、治癒までの期間を短縮できる可能性があること、そして症状の拡大を防げる場合があることです。皮膚科では、水いぼの内容物を物理的に除去する処置や、角質を溶解する薬剤、あるいは免疫応答を調整する外用薬などが用いられることがあります。これらの治療は効果が期待できる一方で、痛みを伴ったり、皮膚に刺激を与えたりする可能性も否定できません。一方、自然治癒を選ぶメリットは、薬の副作用や治療に伴う痛み、通院の負担がない点です。ただし、前述の通り治癒までに長期間を要することがあり、その間の精神的なストレスや、感染拡大のリスクは無視できません。どちらの選択が適切かは、水いぼの数や場所、本人の年齢、生活環境、そして本人の希望によって大きく異なります。例えば、水いぼの数が少なく、かゆみもないような初期の段階であれば、しばらく様子を見るという選択も十分にあり得ます。しかし、数が急速に増えている、広範囲に広がっている、かゆみが強い、あるいはプール指導などで除去を求められるといった状況であれば、積極的な治療を検討する方が良いかもしれません。最終的な判断は、皮膚科医とよく相談し、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で決定することが重要です。医師は個々の状況に合わせて最適なアドバイスをしてくれるはずです。
水いぼ薬と自然治癒どちらを選ぶべきか